Auschwitz Birkenau by Juergen Teller - 0fr. Tokyo

Size :  190 x 260 mm    

softcover

448 pages / 820 illustrations

black and white

Published by Steidl

アウシュビッツ解放80周年を間近に控えた頃、写真家ユルゲン・テラー、ドヴィレ・ドリジテ、出版社シュタイデルのゲルハルト・シュタイデルは、アウシュビッツ国際委員会の事務総長で作家でもあるクリストフ・ホイブナーの招きにより、アウシュビッツおよびビルケナウを訪れました。

彼らは数日にわたり記念施設を歩き回り、テラーは目にするものすべてを写真に収めます——果てしなく続くように見えるバラックや線路、ガス室や便所、電気柵、囚人たちの生と死を伝えるメッセージ、絵、写真、記事。そして、駐車場の標識や土産物店、観光客やバスなど、日常の断片までも。これらすべてが、もはや無垢さを失っており、草、白樺の木、ベリー、窓から差し込む冬の光すらもそうです。

テラーが捉えた一つ一つの細部は、犠牲者と加害者の世界への痕跡であり、この190ヘクタールにも及ぶ死の工場の恐怖と現実の一部です。そこでは110万人以上が命を奪われ、その大多数がユダヤ人でした。

ユルゲン・テラーの写真は、そこにあるもの——過去と現在——を記録し保存しています。いくつかの写真には、ホイブナーによる証言、引用、そして数十年にわたって収集してきた生存者との対話から得た印象が添えられています。

『アウシュビッツ・ビルケナウ』は、視覚的アトラスであり、圧倒的な記録目録です。